目標とする声優事務所を決める時の参考になればと思い、2017年春・夏・秋アニメの新作164作品のレギュラーキャラクターを担当したキャストを、所属プロダクション毎に声優事務所ランキングとしてまとめました。
公式サイトを調査し、なるべくレギュラーキャラクターを漏らさないよう努めてはいますが、100%網羅していないことはご容赦願います。もちろん、名前のない役を担当しているキャストもいるので、ランキングは参考程度です。
目次
アニメ出演数事務所ランキングTOP20
声優事務所のアニメ出演数ランキングは、各アニメ作品のクレジットを元に紐付けし、定量的に表現しただけです。それ以外の評価基準は加わっていません。
順位 | プロダクション名 | CV担当数 |
---|---|---|
1 | 81プロデュース | 133 |
2 | アイムエンタープライズ | 129 |
3 | 青二プロダクション | 118 |
4 | アーツビジョン | 101 |
5 | 東京俳優生活協同組合 | 71 |
6 | 大沢事務所 | 64 |
7 | 賢プロダクション | 58 |
8 | フリー | 58 |
9 | マウスプロモーション | 54 |
10 | プロ・フィット | 50 |
11 | VIMS | 49 |
12 | アクセルワン | 49 |
13 | アトミックモンキー | 41 |
14 | シグマ・セブン | 40 |
15 | EARLY WING | 36 |
16 | インテンション | 28 |
17 | アクロス エンタテインメント | 28 |
18 | 劇団ひまわり | 25 |
19 | スペースクラフト・エンタテインメント | 23 |
20 | アミュレート | 22 |
アーツビジョンのグループプロダクション(アイムエンタープライズ・VIMS)を含めると業界No.1に変化はないですね。
青二プロダクション、81プロデュースもアニメに強いのも変わりないです。ただ、青二プロダクションは東映アニメーションとの太いパイプが揺らぎ始めているのか、独占状態だった配役が他の事務所に流れているのが気になります。
また、近年は声優個人に人気が出ると相次ぎ独立・フリー化する流れになっているので、フリーが目立っていますね。
2000年以降に参入してきたプロダクションをみると、EARLY WINGは系列のAbility Soul Pro、WITH LINEを含めると、マウスプロダクション並みに成長しています。
また、近年になってタレント業界から声優ビジネスにも力を入れ始めているスクラフト・エンタテインメント、ホリプロ、ソニー傘下のミュージックレインなどのプロダクションも順調に伸ばしてきている感じがします。
これらの大手プロダクションは事務所に力があるので、ある程度の可愛い声が出せて、顔がまあまあな女性声優を軸に、グイグイ露出させている傾向にあります(中堅プロダクションや声優事務所に比べると需要などの大きさが違うので、作品に出やすくはなりますよね)。
ただ、昔アニソンのタイアップなどでファンから批判が殺到したエイベックス系は意外にも伸びていません。
アニメ出演数事務所ランキング21位~50位
自社系列でコンテンツ製作力があるからか、アニメを制作し、CVを担当させている声優プロダクションもあります。
プロダクション名 | CV担当数 | |
---|---|---|
21 | クレアボイス | 18 |
22 | アミューズ | 18 |
23 | 響 | 16 |
24 | ホリプロ | 15 |
25 | ミュージックレイン | 15 |
26 | ケンユウオフィス | 13 |
27 | プロダクション・タンク | 13 |
28 | ヒラタオフィス | 12 |
29 | クロコダイル | 12 |
30 | IAMエージェンシー | 11 |
31 | アクセント | 10 |
32 | ぷろだくしょんバオバブ | 9 |
33 | シグマ・セブンe | 9 |
34 | イエローキャブNEXT | 9 |
35 | ケッケコーポレーション | 9 |
36 | ステイラック | 9 |
37 | ジャストプロ | 9 |
38 | Zynchro | 9 |
39 | プロダクション・エース | 8 |
40 | キャトルステラ | 8 |
41 | ピアレスガーベラ | 8 |
42 | アニモプロデュース | 8 |
43 | WITH LINE | 8 |
44 | S | 8 |
45 | ホーリーピーク | 7 |
46 | m&i | 6 |
47 | オフィスアネモネ | 6 |
48 | アプトプロ | 6 |
49 | ライジングプロダクション | 5 |
50 | office EN-JIN | 5 |
50位以降も確認したい場合は、以下リンクのpdfデータを参照してください。
最後に
タレント業界全般に言えることですが、女性は露出しやすく、男性は露出させにくい傾向があります。一度、声優として人気が出れば独立も夢ではないですが、始めはプロダクションの力を受けなければならないので、目標とする事務所を選ぶときにお役立てください。