同じミツバチから採れるマヌカハニーとプロポリスの違いは、とても分かり難いですよね。一般の方でも、喉の調子が悪い時にプロポリスキャンディーとマヌカハニー入りのキャンディーやスプレーを使うことは身近になってきているので、どちらが喉のケアに効果的なのか疑問を持つ方も多いことでしょう。
そこで、マヌカハニーとプロポリスの違いをできるだけわかりやすく紹介してみます。
目次
マヌカハニーとプロポリスは、ミツバチが作る理由が異なる
マヌカハニーとプロポリスは、どちらもミツバチから作られているので、甘いはちみつだと勘違いされることがあります。
ミツバチが作る理由も異なるマヌカハニーとプロポリスは、中身の成分もまったく違っています。それら成分の違いによって異なる効果効能をもたらしています。
原料の違い
・マヌカハニー:マヌカの花からミツバチが集めた蜂蜜。
・プロポリス:セイヨウミツバチの唾液と樹液を混ぜあわせたもの。
成分の違い
・マヌカハニー :MGO(メチルグリオキサール)
・プロポリス :フラボノイド、桂皮酸誘導体(アルテビリンC、CAPEなど)
マヌカハニーとプロポリスの効果効能の違いとは?
学会レベルで比較はされていますが、医学的に明確な検証されているわけではありません。マヌカハニーとプロポリスの違いを簡単に挙げると、以下のようになります。
主な効果効能の違い
共通する効果効能として、高い殺菌作用や抗菌力があります。それ以外に健康促進・美容などへの効果効能を確認できたと研究レベルで報告されていますが、必ずしも医学的に証明されている訳ではありません。
・マヌカハニー :風邪後の回復促進効果、整胃腸効果、ピロリ菌の除菌、インフルエンザ 治療など
・プロポリス :風邪予防、喉の痛みの緩和、抗ガン、インフルエンザ 予防など
マヌカハニーとプロポリスを期待する効果効能で使い分けよう!
乾燥からのどの痛みがきているだけならマヌカハニーで十分で、ウイルスやバイ菌からきている喉の痛みの場合は、プロポリスの方が殺菌力はあるとされていて良いとされています。
ですから、喉ケアするなら高くてもプロポリスの方がおすすめです。
マヌカハニーとプロポリスは味や色も異なる
マヌカハニーとプロポリスは、それぞれ作られ方が異なるので、味や見た目にも違いがあります。
マヌカハニーの味と見た目の特徴
・粘り気がある液体で、濃いめの琥珀色
・通常の蜂蜜よりもコクと甘さが濃厚
・気温が低くなると白く結晶化する
マヌカハニーは一般的なはちみつと同様に、おいしく摂取できます。
プロポリスの味と見た目の特徴
・黒っぽくどろりとしていて粘着質
・甘味はなく、独特の苦味や辛味がある
・ピリピリとした刺激がある
・松ヤニのような香りがする
プロポリスは独特な匂いや味がするので、液状のものをそのまま飲むのはオススメしません。
注意点
蜂蜜アレルギーには注意が必要です。さらに、蜂蜜と同様にボツリヌス菌への耐性がない、1歳未満の乳児が摂取してしまわないようにして下さい。
・マヌカハニー :アレルギー、1歳未満の乳児の摂取は禁止
・プロポリス :同上(一部、原液は4歳未満への摂取を禁止)
まとめ
マヌカハニー | プロポリス | |
---|---|---|
採取 | マヌカ(学名:ギョリュウバイ)の花蜜から採れるはちみつ。 | セイヨウミツバチが巣を守るために作る天然の抗生物質 |
希少性 | はちみつの中で、採取量は少ない | マヌカハニーより採取量は少ない |
特有の成分 | はちみつの中で、メ チルグリキオール(MGO)の含有量がずば抜けて多い | プロポリス |
摂取の方法 | そのまま食べることも可能 | 希釈しないと摂取できない |
歴史 | ニュージーランドのワイカト大学教授ピーター・モラン博士によって、1982年に特有の成分を発見された。 | 古くはミイラを作る際の防腐剤として使用されていた。 |