「吹き替えの声優になるには、どの事務所を目指すべきか」と目標とする事務所を決める時の参考になればと思い、2017年に公開された洋画の吹き替えを担当したキャストを、所属プロダクション毎に洋画(以下、外画)吹き替え事務所ランキングとしてまとめました。

外画の吹き替えは、お茶の間の人気タレントや劇団に所属してる人も担当することがあるので、アニメとは所属事務所は一風変わります。また、外画吹き替えの仕事はオーディションではなく指名で配役されることが多いので、実績のあるベテラン声優が多いのも特徴です。

公式サイトを調査し、なるべくメインキャストを漏らさないよう努めてはいますが、100%網羅していないことはご容赦願います。もちろん、ガヤもいるので、ランキングは参考程度です。

※データー元となる作品は、主に映画.comさんで紹介されている記事を参考にさせて頂きました。

外画吹き替え事務所ランキングTOP20

外画吹き替え事務所ランキングは、海外映画作品のクレジットやwikiを元に紐付けし、定量的に表現しただけです。それ以外の評価基準は加わっていません。

順位 プロダクション名 吹き替え担当数
81プロデュース 38
賢プロダクション 29
マウスプロモーション 27
ケンユウオフィス 26
劇団青年座 22
大沢事務所 20
テアトル・エコー 20
青二プロダクション 20
フリー 17
10 アクセント 17
11 劇団昴 16
12 アーツビジョン 14
13 オフィスPAC 14
14 プロダクション・エース 14
15 プロダクション・タンク 13
16 懸樋プロダクション 13
17 東京俳優生活協同組合 12
18 円企画 11
19 劇団俳優座 10
20 ぷろだくしょんバオバブ 10

 

外画の吹き替えは、話題性を上げるため有名な俳優・女優、劇団、声優などがたずわっているため、多くの事務所から配役されています。なので、数社に偏っている分野ではありません。

事務所設立時は、外画は弱かった81プロデュースも近年は外画系の人が外部から入ってきたこともあり、例外的に何でも強い事務所に成長していますね。

アニメには弱いが洋画に強い事務所として、賢プロダクション、マウスプロモーション、ケンユウオフィス。劇団青年座、テアトル・エコー、劇団昴、円企画などの劇団も目立っています。

青二プロダクション、東京俳優生活協同組合、大沢事務所、アーツビジョンは、外画吹き替えに力を入れていないのか上位にはきていません。

ただ、アーツ系の事務所(アイムエンタープライズ・クレイジーボックス・VIMSなど)は、すべて含めると賢プロダクション、マウスプロモーション、ケンユウオフィスと拮抗した数になるので、アーツ系としては外画にも並程度の影響力は持っています。

プロダクション・エースは角川の映画事業の名残からか、外画吹き替えには影響力があるようです。

2000年以降に設立されたプロダクションは、アニメ出演はできていますが、外画のキャスティングはあまりされていないようです(外画はアニメよりキビシイ現場ですからね)。

大手の声優事務所の特徴まとめ
以下リンクのpdfデータを参照してください。

元データ(後日公開)