ノイズは収録の敵です。

ここではマイクを使って収録する時に悩むペーパーノイズ・ポップノイズ・リップノイズの解決策を詳しくまとめてみましたので、どうしてもペーパーノイズ、ポップノイズ、リップノイズが出てしまう方は参考にしてみてください。

目次

ペーパーノイズ・ポップノイズ・リップノイズの違い

ノイズといっても発生原因により分類されますので、簡単に整理します。

ペーパーノイズとは

声優用語でペーパーノイズは、台本をめくるときに、紙が折れたり擦れたりする時に雑音が発生してしまうのノイズのこと。

ポップノイズとは

ポップノイズとは、マイクに対して必要以上の息や風が当たってしまうことによって起こる雑音のことです

リップノイズとは

リップノイズとは、口内で発せられる「くちゃ」というノイズのこと。

ペーパーノイズ 3つの対策

ペーパーノイズが発生すれば、そこで録音は止まってやり直しとなります。

声優がアニメやドラマの音声を入れるアフレコ現場では、台詞意外の音が録音されるのを嫌います。声優として仕事をしていくならば、ペーパーノイズを発生させずに、台本をめくる技術を習得していかなければいけません。

大事なのは、早く台本をめくろうとすれば、擦れたときの音が大きくなるのでゆっくりとめくることです。

そのためには指を思うように動かすことが出来るかが鍵となります。

養成校で体を動かさないという基礎を学び、身についているという前提でペーパーノイズ対策を紹介します。

緊張を解きほぐす

でも焦らず台本をめくるというのは簡単なことではありません。特に新人であれば、経験が少ないのでアフレコ現場で演技をするということにプレッシャーを感じてしまいます。また同じ作品に出演するベテラン声優に迷惑をかけていはいけないと考えると、余計に緊張してしまいがちです。

アフレコ現場での緊張を解きほぐすのは経験を積むしかありません。養成所など本番さながらの練習が出来るところで指導してもらえば、ある程度の余裕が出てきます。

急いでめくらなくてもいいように工夫する

台本に書かれているセリフは同じページで完結しているわけでなく、またがっている場合もあります。

そのような場合は、前のページの余白に、続きのセリフを自分で書き込んでおくと、焦らず台本をめくることができます。

クリップなどを活用する

手が小さく、指でめくるのに苦労しているという方は、クリップを使ってスマホの指ホルダーのように、台本がぐらつかないようにすることでもペーパーノイズ対策になります。

ポップノイズの対策

息というものは声を発するためには必要不可欠なものですから、これを抑止することは決して容易ではありません。そこで考え出されたのが、ポップガードという器具です。

これは黒い網状のものが張られたもので、マイクと声優の間に設置することで、空気の流れをコントロールできます。これにより、ポップノイズを軽減できますので、収録には欠かせない器具となっているのです。これがより大規模なコンサートなどになりますと、マイクに直接装着するウインドスクリーンという球状の部品を用いることが通例です。

マイクの位置や距離を工夫する

こうしたポップノイズは、減らすことはできても、完全になくすためには声優自身の技量が物を言います。

ポップガード越しでも、マイクとの位置や距離の取り方を工夫することでもポップノイズを減らせます。そんな地道な工夫も、声優の実力となっていきます。

リップノイズの対策

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