就寝中の喉の乾燥を避ける方法として「濡れマスク」の作り方をご紹介します。

目次

睡眠中に口の中が乾燥する原因

朝起きたら、喉がカラカラだったりイガイガしていたりしたことはありませんか?

まずは、睡眠中に口の中が乾燥してしまう原因にはどんなものがあるか見てみることにしましょう。次のようなことが原因としてあげられています。

口呼吸

睡眠中に口呼吸を行っていると、口の中は砂漠状態になってしまいます。口呼吸の弊害についてお聞きになったことがある方は多いと思います。

唾液が少なくなっている

就寝前に水分補給をすることは実はとても大切なことなのです。水分が足りない状態で眠ってしまうと、分泌される唾液量が減ってしまい、口の中が乾燥してしまいます。ただし、就寝前の水分補給はひと口ひと口飲むようにすると就寝中にトイレに起きることもないそうですので試してみて下さい。

飲酒

寝る前にお酒を飲んでしまうと、睡眠中に体内の水分を使ってアルコールを分解することになってしまうため、口の中が乾燥してしまうことになってしまいます。ひどい場合は脱水症状になってしまうこともありますので、十分な水分補給が必要です。

空気が乾いている

部屋の空気が乾いてしまっていると、口の中も乾燥してしまいやすくなります。エアコンをつけっぱなしで寝るのはNGです。

病気の可能性も

昼間も口の中が乾燥してしまっている場合は、病気の可能性もありますので、医師の診断を受けてみることをお勧めします。

口呼吸によるリスク

昼間は口呼吸を行っていない方でも、睡眠中に口呼吸を行ってしまっている人は多いと言われています。口呼吸を行うことで口の中が乾燥するだけでなく様々リスクが発生することが知られるようになって来ました。どんなリスクがあるか見ておくことにしましょう。

虫歯や歯周病

口の中が乾燥してしまうと唾液量が減ってしまいます。そのため口の中の浄化作用が下がったしまい虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。

アレルギーや喘息

口呼吸することで、空気中に浮遊するダニや細菌などを吸い込んでしまいやすくなってしまいます。そのため「アレルギー性疾患」や「喘息」などを引き起こしてしまう原因にもなりかねません。

いびきや睡眠時無呼吸症候群

睡眠中に口呼吸をしてしまうと舌が喉奥に行ってしまって気道を狭くしてしまうので、いびきが酷くなってしまったり、睡眠時無呼吸症候群になってしまったりして睡眠の質を低下させてしまうそうです。

口呼吸を解決するには

口呼吸を行うことによる弊害はかなり重大なものがあることをお分かり頂けたと思います。出来ればすぐにでも解決したいですよね。すぐに出来る方法として、次のような方法があります。

  • 濡れマスクをして寝る。
  • 枕の高さを変える。
  • 仰向けに寝る。

どれも、すぐに変えることが出来る方法ですが、なかでも、濡れマスクは鼻や喉を乾燥からまもって喉への潤いや加湿する効果があります。喉や鼻が潤った状態であれば外部から侵入して来たウイルスや細菌を排出することが出来ますが、喉や鼻が乾燥してしまうとそれらを外に上手く追い出すことが出来なくなり、病気を発症しやすくなってしまいます。

市販されている濡れマスクのコスト比較

今すぐにでも始めることができる濡れマスクで乾燥を防いでみてはいかがでしょうか?最近は市販の濡れマスクがたくさん販売されていますので、いくつか試してみるのも良いでしょう。

希望小売価格

(税込)

1枚当たりのコスト

(税込)

小林製薬 のどぬ~るぬれマスク 立体タイプ 無香料 ~432円 ~144円
白十字 FC 夜用のどケア る~ずフィットマスク 486円 ~162円
GOWELL(ゴーウェル) 機内用 乾燥から守る! 新ハイテク保湿マスク ~540円 ~270円
小林製薬 のどぬ~るぬれマスク 立体タイプ ハーブ&ユーカリの香り ~432円 ~144円
玉川衝材 フィッティ うるおいマスク ~594円 ~119円
三次元 のどに潤いマスク 358 ~119円
サニーク 加湿ぬれマスク のどスッキリ ハーバルジンジャー ~998円 ~333円
三晴社 ぬれマスクン ~600円 ~300円
GOWELL(ゴーウェル) 機内用保湿してくれマスク ~348円 ~174円
3M ネクスケア マスク 保湿タイプ ~429円 ~143円

けれども、市販のものはかなり価格が高めですので、とても簡単につくれますので、ご自分で作ってみても良いのではないでしょうか?

手作り濡れマスクで今日から乾燥予防

それでは、商品を買わないでもできる手作り濡れマスクの作り方を見てみましょう。本当に驚くほど簡単に自作できます。

また、サージカルマスクのような医療用のマスクは外部からのウイルスや細菌の侵入を防ぐことを目的として作られていますので、湿った空気をスムーズに通すことが出来ません。濡れマスクにはごく一般的な不織布なものを使って下さい。

この点を踏まえた上で、まずは必要な材料に何があるか見てみましょう。次のふたつを用意して下さい。

濡れマスクを自作するための材料

  1. 不織布マスク 2枚
  2. 布ガーゼ 1枚

濡れマスクの作り方

①まずは、布ガーゼをぬらしましょう。

②次に、不織布マスク2枚の間にぬらした布ガーゼを置いて挟みましょう。布ガーゼの位置は口の位置に合わせてセットして下さい。

これで、濡れマスクは完成です!想像していた以上に簡単ではありませんか?

ただし、布ガーゼをぬらし過ぎてしまったり、足りなかったりすると良い結果を期待することは出来ません。また、濡れマスクを作るときに、面倒だからと言う理由で布ガーゼを用意することなく、不織布マスクそのものをぬらしてしまうのはNGです。不織布マスク自体を水でぬらしてしまうと、呼吸がしにくくなってしまいます。

また、ネックウォーマーをしたりして首元を温めることで、濡れマスクとの相乗効果で更に乾燥を防いで、喉を良い状態に保つことが可能になります。そして、寝る前の水分補給も忘れずに行うようにして下さいね。

これまで、濡れマスクを使ったことがなかった方も、是非一度、濡れマスクを試してみて下さい。翌朝目が覚めたときに、これまでの喉の状態との違いに驚かれることでしょう。

さあ、濡れマスクで喉の乾燥と永遠にさよならしましょう!