外郎売などの台本を効率良く暗記する方法を紹介します。
一人一人、長ゼリフを短時間で記憶しやすい方法は異なります。自分が覚えやすい方法を選ぶことが、効果的に覚えるポイントです。
目次
何度も書き写す
五感の中でもっとも活用しやすい、感触を使い記憶します。
鉛筆と手を通して結びつけるという、受験生のような方法です。外郎売を何度も書き写すと、腱鞘炎になりますし、書き写すだけでも時間がかかります・・・。
ひたすら口に出して読む
といっても、、、外郎売は長いです。
セリフを短く切って、徐々に長く暗記していってください。
具体例をあげると、/ のところです。
拙者親方と申すは、/御立会の中に、/御存じのお方もござりましょうが、/お江戸を立って二十里上方、/相州小田原一色町をお過ぎなされて、/青物町を登りへお出なさるれば、/欄干橋虎屋藤右衛門、/只今は剃髪致して、円斉と名乗りまする。
区切る長さは、あなたのやりやすいように調節することが大切です。
ただ、通しで読むことも行わないと進みませんから、1回ぐらいは通しで読んでみてから、区切って暗記をするようにして下さい。
何度も聞く
自分の声で台本のセリフを、ボイスレコーダーに吹き込み録音。耳にタコができるぐらい、何度も聞いて覚える方法です。
外でウォーキングしながら、覚えることもできますね。
面倒な方は、他の方に録音してもらった音源を使用してもいいかもしれません。
頭の中に映像化して覚える
一番記憶に残りやすいとされている方法です。詰込み式の記憶術になれすぎて、逆に苦手な方もいるかもしれません。
外郎売の状況・情景を、頭の中に映像化して覚えます。大切なのは、臭覚・味覚といった情報も加えることです。
ただ、言葉の意味がわからないと映像化できませんよね。
以下のページで、分かりやすく現代語訳にしていますから、参考にして下さい。
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