憧れの仕事があるのであれば、その仕事に興味を持つようになります。自分もあんな風に仕事がしてみたいとか、こんな仕事が出来れば楽しいのにと思うのであれば、その仕事について転職をする前に知っておいた方がいいでしょう。
転職をした後に現実を知ってしまえば、転職を後悔してしまう事になってもいけませんので、表面だけを知るのではなく、中身や現実を知ることは重要です。
TV番組などを見ていると、その中でナレーターが話している声を聞くことがあります。
その声によってその番組に引き込まれていくようにもなりますし、感情移入もしやすくなりますので、いいナレーターを使っている番組は、みんなに見てもらえるようになります。TV番組だけではなく、ラジオ番組などの場合は、特にその傾向が強くなるでしょう。
ラジオ番組では、目から与えられる情報がありません。
全て耳から入ってくる情報で考えるようになりますので、ナレーターはとても重要なポジションにいると言えるでしょう。ナレーターの仕事一つで人を感動させることも出来ますし、心を動かすことも出来るようになります。そんな素晴らしい仕事をする場合には、どの位の年収を得ることが出来るでしょうか。
基本的は、こなした仕事の量で収入が変わってくるという形になります。
一つの仕事で数千円程度しかもらえないような事もありますし、企業VPやCMナレーションなどの仕事になれば、まとまったお金をもらう事も出来るようになるでしょう。
こなした分だけの収入という事になれば、怖いのは全く仕事がなかった場合です。
事務所などに所属をすることなくフリーで仕事をしている場合には、仕事がない時には収入がゼロになってしまうのです。収入がなければ生活も出来ませんので、何とかして仕事を得るようにしなくてはならないでしょう。
そのためには、営業能力も必要になりますので、売れて名前が知られてくるようになるまでは、どんどん自分から売り込んでいくようにしなくてはなりません。
営業力には自信がないから事務所に所属をして仕事をしたいと思ったとしても、これも厳しいものがあります。事務所に所属をしていたからと言っても、給料が保障されているものでもありません。
ほとんどの事務所では、歩合制で給料が支払われるようになっていますので、働かなければフリート同じで収入を得ることが出来ないからです。
そして、大変なのは保険や年金などを自分で支払っていかなくてはならないところにもあります。
自分が得た収入の中から支払いをしていくようになりますので、ほとんど稼ぐことが出来ない人の場合は、それらの支払さえもすることが出来なくなるのです。
事務所に入ることが出来たとしても、待遇はフリーの時とほとんど変わらないという場合が多いですので、どのような待遇ではあらくことが出来るのかを確認するようにし、フリーで働くのとどちらの方がいいのかを考えなくてはなりません。
ナレーターの仕事として今まであった館内・店内案内の仕事も減りつつあります。
最近では、音声合成を利用して館内・店内案内をしているところも増えてきていますので、仕事が減りつつあるのが現状です。少ない仕事の中から他の人達から一歩抜け出るためには努力も必要になります。
気をつけなくてはならない事としては、のどの調子を整えておくという事があります。いざ大事な仕事というときに、思ったような声が出せないようであれば、二度と雇ってもらう事は出来ないでしょう。
依頼主が思っている通りの仕事ができてこそまた次の仕事につながるようになるからです。期待にこたえられるようにする為にも、普段からののどのケアには気をつけるようにし、いつでも万全の状態で挑めるようにしなくてはなりません。
のどの調子を整えるだけではなく、上手く表現が出来るようにすることも大切です。声を聞いている人達の心に入り込んでいくことが出来るような仕事をすることが出来れば、ファンを獲得していく事も出来るようになります。声一本で仕事をするようになりますので、どれだけ表現が出来るかどうかはとても大事でしょう。
そして、声に個性がない人の場合は、人々の印象に残ることはできません。
声に個性がない場合には、個性豊かな声が出せるようにも努力をしてみるといいでしょう。声を聞いただけでどの人の声かわかるような声であれば、個性が強いという事になります。
しかしいくら個性を出したいからと言っても、人々が効いていて不快になるような声ではいけません。聞き取りやすくて心地よい声が理想ではありますので、声の出し方にはコツがあるとも言えるでしょう。
ナレーターの仕事で生活をしていきたいのであれば、ライバルたちに打ち勝つようにしなくてはなりません。一つ仕事を得ることが出来たのであれば、そこからチャンスを広げていけるように、一つ一つの仕事を確実にこなして次につなけていくようにしましょう。
