声の仕事をしていると、時々朗読という仕事も依頼されます。しかし、練習していないとうまく話すことはできませんね。

やはり朗読をうまく行うためには、日頃から本を読むべきです。では、どんな本を選ぶべきでしょうか。

短編小説から探してみる

最初から長い文章を読んでいると、疲れてしまいますし、感情が込めにくいこともあるでしょう。なので、短編小説から探してみると、朗読に適した本が見つかります。ネットで検索をしてみると、たくさんの小説が出てきます。誰もが知っている有名な小説もあれば、そうでないものもたくさんあります。

しかし、難しい小説にチャレンジすれば、ナレーターとしてのスキルを磨くことができるかもしれません。タイトルだけではわからないことも多いですが、好き嫌いせずチャレンジしてみてください。

図書館のホームページなどを利用してみよう

とはいえ、ネットから検索をかけてみると膨大な数の小説が出てきてしまいます。チャレンジ精神が旺盛なら片っ端からトライしていくのもいいかもしれませんが、朗読に適していない小説を掴んでしまう可能性も拭いきれません。

なので、おすすめは図書館のホームページや書店のネットストアなどから検索をかけてみることです。こうすることで、数を減らせますし、自分がいいと思った小説が見つかるかもしれません。また、図書館なら本をわざわざ買う必要がありません。無料で貸し出してもらえますので、お金をかけずに練習することができます。また、気になった本があれば内容をその場で読むことができますので、朗読に向いているかそうでないか判断することができます。

自宅でネットの海から探すよりも、いい作品に出会える可能性が高くなるでしょう。まずは、近くの図書館へ行ってみてはいかがでしょうか。

図書館のホームページで短編集や時間で検索をしてみる

図書館や書店のホームページで検索をする際に、短編集や5分で読めるなどの情報を入力してみるのもおすすめです。こうすることによって、朗読に適した短いストーリーの本が見つけやすくなります。ちなみに、小学生は読書タイムを10分間使って本を読んでるそうです。なので、大人向けに書かれた難しい本よりも、子供向けに書かれた作品のほうが朗読しやすいかもしれません。

表現力を磨くためには、どんな作品であって雰囲気をつかむ必要があります。まだ練習しはじめたばかりだとか、わからないことがたくさんある場合は、有名な児童向けの作品や童話集などから手を出していくのもいいかもしれませんね。

時間別に掲載しているサイトを検索する

ネットが発達していることもあって、わからないことや知りたい情報があればすぐに知ることができるようになりました。個人でサイトを作っている人もいるので、時間別や作品のタイトル別に小説をまとめたサイトなどもあります。朗読には、できるだけ短い作品が向いていますから、数分で読める小説をまとめているサイトに行ってみましょう。

どれを選んでも短い作品なので、タイトルなどで気になった作品があれば実際に手に取ってみましょう。練習するのにお金をかけたくない場合は、先ほどもいったように図書館で本を借りるのがおすすめです。また、本に書き込みを入れたい場合は中古書店などに行けば相場より安い価格で本が手に入ります。こういった場所にふらっと立ち寄っても、いい作品が手に入るかもしれません。とにかく、作品を手にとって練習してみるということを頭に入れてみましょう。

人が話している朗読の本に挑戦してみる

時々、朗読発表会というものも行われています。一般の人でも行われているので、興味があれば行ってみると新しい発見があるでしょう。人の発表を聞くというのも、朗読力をあげる方法です。上手な人の真似をするということも、上達する近道だからです。また、人が朗読している本の内容が思いのほかよかったということもあるかもしれません。

人の発表を聞くことによって初めて、お気に入りの作品が見つかるということもあるでしょう。自分が気に入った作品が見つかれば、頑張って上手に朗読しようと思うものです。やはり、嫌々朗読するのとは、力の入れ方も変わります。朗読の練習をすることに嫌気が差し始めたり、気分転換したりしたいと思ったときは、思い切って一般の人が行っている朗読発表会に参加してみてはいかがでしょうか。きっと新しい発見があるはずですよ。

ただし、自分が朗読発表会に参加する場合、使う作品が著作権フリーであるか確認する必要があります。ただ自分が練習する分には問題ありませんが、そういった場で使用できるかはわかりませんので、確認しておくようにしましょう。