ご結婚おめでとうございます!
忘れないで!結婚式に重要なのは司会者と基本路線です
一世一代の晴れ舞台・結婚式。プロポーズされたその瞬間から、お式の会場はどこにするか、ドレスは何にするか、誰を呼ぶか…夢が広がりますね。
でもここでは、お式の成功の鍵を握る重要なポイントであるにもかかわらず、なぜか忘れがちな「司会者」について振り返ってみましょう。
司会者
結婚式にしろ何にしろイベントというものは、基本的には司会者のスキルや司会者との相性でかなり左右されてしまうものだからです。
いくらエステで全身を磨き上げて自分の魅力をマックスに引き出せる装いをしたとしても、お式の進行にアラが目だったら、花嫁の魅力は半減するでしょう。
どのようなお式を挙げるのか?
とはいえやはり、確実な司会者を選ぼうと思ったら、まずは自分達がどのようなお式を挙げるのかをひとまずクリアにしておく必要があります。
例えば、格式のある家に嫁ぐのであれば、出席者や式場のレベル感も上がりますので、司会者もそれにふさわしいベテランで重厚な雰囲気が出せる人が必要になります。あるいは、出席者はお友達中心でお式そのものをイベントとして楽しんで欲しいのなら、同世代でトークのフリが上手く、軽い雰囲気が出せる人が良いでしょう。
さらに、定型化されたお式でなく、自分達の手で目一杯工夫して演出の妙を凝らしたいなら、司会者は何より長時間の打ち合わせに付き合ってくれる方になります。いずれにせよ、まずは基本路線ありきです。
式場固定か・フリーか・ご友人か…司会者選び最初の3択
基本路線が決まったら、司会者を誰に頼むかについて具体的に検討してみましょう。司会者の依頼先は大まかに3つに分けられます。1つ目は式場で用意された司会者、2つ目はイベント会社に頼んで自分で選ぶ司会者、そして3つ目はご友人です。
式場で用意される司会者については、基本選べません。ですから、自分達が挙げたいお式とその方のキャラクターがあっていれば問題ありませんが、そうでなければ自分達で選んだ方が良いでしょう。また、同じ会場での他のお式も掛け持ちしていることが多く、きめ細やかなイメージのすり合わせは難しいようです。ただ、会場のことは当然熟知しているため、不測のトラブル対応やスタッフとの連携はピカイチです。オーソドックスなお式であれば一番ではないでしょうか。
フリーの方に頼む場合は、当然こちらで人選することができます。また、費用も式場で用意される司会者と比較すると安価で済むことが多いようです。お式の進行や運営にこだわりたいのであれば、フリー司会者を人選した方が良いでしょう。ただし、会場そのものに詳しいわけではないので、こまごまとした事務処理負荷が増えることは念頭に置いてください。
最後の友人ですが、当然素人です。かなりリスクは高いかも知れません。ただ、新郎新婦共通の友人であれば、きめ細やかな意思疎通が可能になります。また、お式での馴れ初めなどの話しやすさも一番です。手作り感満載のお式にしたいのであれば、あえて選んでみるのも手です。
初キスの話できますか!? 司会者と新郎新婦との相性は大切です
司会者選びのポイントは、まずはお式の基本路線であることは前述の通りですが、もう一つ、非常に重要なポイントがあります。それは、新郎新婦との相性です。どんなお式にしたいかは当然新郎新婦で決めるのですが、新郎新婦は当然結婚式についてはアマチュアです。
過去の経験から、新郎新婦に相応しいお式の進行をそれと無くアドバイスしてもらえたら非常に助かりますね。それには、新郎新婦から上手く情報を引き出せるコミュニケーション能力と相性が大切です。質問や確認をまめに行い、会話が楽しく弾む司会者だったら何よりではないでしょうか。
また、結婚式には馴れ初めや子供の頃のエピソードなど、気恥ずかしい質問がつきものです。こういった質問は、できれば同年代だったり、自分のご友人だったりした方が軽く聞けて軽く答えられるのに…と思うでしょう。とはいえ、司会者との相性が良く、かつ、事前に細かい打ち合わせに応じてくれる誠意があれば、難なく、でも程よく会場を盛り上げつつ楽しくクリアすることができます。
一世一代のイベントに向けてこれだけは避けたい司会者
最後に、幾らお式のイメージに合っていたとしても避けた方がいい司会者についてもご説明します。
一つ目は、勘違いしているベテラン司会者です。自分なりのスタイルにこだわりを持っていたり、経験豊富さが災いしてこだわりが強すぎたり、自分にとってやりやすい方向に勝手に軌道修正したり…といった司会者は、余程お任せパターンの式で無い限り、避けましょう。不信感を持ってしまったり、トラブルのもとになったりします。
また、スキルと同時に実は見た目も重要です。厳粛に進めるべきお式なのに髪の毛の色が結構明るかったり、お友達中心でワイワイ進めるお式なのに新郎新婦より見た目年齢が明らかに上だったり…など、お式の在り方と司会者の見た目とのギャップはどうしてもノイズになってしまいます。勿論、清潔感が無かったり、暗い印象を与える容姿だったりするのはプロとして言語同断です。
最後に、非常に基本的なことですが、「結婚式の主役は新郎新婦」という自覚が足りない司会者は避けましょう。新郎新婦のことを自分より結婚式のノウハウが(当然)少ないからといって軽視したり、希望を誠意を持って聞いてくれなかったり、言った言わないのトラブルが生じたり…などはお式そのものの失敗に繋がってしまいます。
こうした合わない司会者と当たってしまった場合、極力早めに会場なり司会者の派遣元なりに相談して交代してもらうようにしましょう。時間が経てば経つほど、交代は難しくなります。